平成18年3月10

                                        

日本植物学会第70回大会会長
熊本大学教授 内野 明徳
同大会準備委員長
熊本大学教授 吉玉國二郎

日本植物学会第70回大会(熊本)へのご協力のお願い
拝啓

時下、益々ご盛祥のこととお慶び申し上げます。さて、日本植物学会第70回大会が、平成18年9月14日(木)~16日(土)の3日間、熊本大学で開催されます。日本植物学会は、わが国の植物科学の基礎と応用を含む広い分野における研究の進歩と普及をはかる学術団体です。植物学会の活動は長い歴史をもち、生物学の基礎的発展をもたらすとともに応用面での成果も数多く産みだし、わが国の植物科学の中心的役割を担ってまいりました。毎年開催される大会には全国の大学、研究機関、企業などからおよそ800人の研究者が集い、最新の研究結果を発表して活発な議論を行います。
 本大会開催のため、昨年より熊本大学の日本植物学会会員を中心に大会準備委員会を構成し、準備を進めております。現代の生物学は遺伝子から生物をとらえるという観点で大きく発展する一方、地域から地球レベルにわたる環境保全や多様性の維持など重要な課題を突きつけられており、日本植物学会の会員もこれらの問題に真摯に取り組んでいます。毎年の大会は、それらの研究成果を公表する貴重な学術情報交換の場であり、多くの成果を共通のものとする最大の機会です。本大会では、さまざまな分野の研究発表や、最先端のテーマで行われるシンポジウム、同じ専門領域の研究者で開催される関連集会などが開かれます。さらに特別企画として、九州という地域性から「九州の植物が危ない」をテーマにした公開シンポジウムを大会最終日に開催し、広く市民に希少種の保護と九州における種の多様性をアピールする予定です。
 本来、このような大会の運営は参加者の会費でまかなうものでございますが、それだけでは十分な運営ができないのが実状です。つきましては、本大会開催の趣旨にご賛同いただき、ご援助を仰ぎたく存じます。本大会の成功とわが国の植物科学の発展のために、協賛、講演プログラム・要旨集への広告掲載、および商品展示等のご援助とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 別紙の募集要領をご高覧のうえ、ご高配を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
                                       
敬白
熊本大会へのご寄付・要旨集への広告・商品展示など詳細につきましては、下記のpdfファイルをご覧下さい。
熊本大会募集要項 (pdf) 申込み書 (pdf)