シンポジウム

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「植物の柔軟な形態変化を理解するための計測と理論」

オーガナイザー
檜垣匠(熊本大)、岩元明敏(神奈川大)

近年の植物細胞壁に関する研究成果から、植物は多様な摂動に対して柔軟にその形態・構造を変える力学的に優れた構造システムであることが示されつつある。このような植物の「柔軟さ」を正しく理解するには、植物の力学的性質の計測技術、かたちを正確に描像するイメージング技術、また数理生物学的解析技術の協調が不可欠と考えられる。そこで、植物の形態・構造を共通言語として、計測系と理論系の研究者が一堂に会して最新の情報を共有する本シンポジウムを企画した。

近赤外レーザー誘起表面変位顕微鏡の開発と植物細胞表面の動的粘弾性計測への応用
森作俊紀(東京理科大学・研究推進機構)
原子間力顕微鏡による成長する植物細胞の力学状態変化の計測
秋田絵理(奈良先端科学技術大学院大学・先端科学技術研究科)
花の形態形成に影響を与える物理的圧力の計測
岩元明敏(神奈川大学・理学部)
花器官数のばらつきにひそむ秩序への理論的アプローチ
北沢美帆(大阪大学・全学教育推進機構)
特異な葉序パターンに着目した形態学的解析と数理モデリング
米倉崇晃(東京大学・大学院理学系研究科)
視体積交差法による植物形態の立体再構成と計測
檜垣匠(熊本大学・国際先端科学技術研究機構)
花茎重力屈性を表現する数理力学モデル
津川暁(奈良先端科学技術大学院大学・先端科学技術研究科)