シンポジウム

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JPR国際シンポジウム

「Mechanical forces in plant growth and development」

Organizer:Akitoshi Iwamoto(Kanagawa University)
Mariko Asaoka   (Kanagawa University)

本シンポジウムでは機械的な力(Mechanical forces)が植物の成長・発達に及ぼす影響を多角的に捉え、両者の普遍的な関係性を検討することを目的とする。シンポジウム前半4題では、特に花の形態形成と機械的な力との関係性に着目し、その進化的傾向、実際の例、実験的検証について解説する。後半2題では、機械的な力と植物の成長・発達の関係性を分子遺伝学的なアプローチによって明らかにした研究成果を紹介する。

  • Louis P. Ronse De Craene(Royal Botanic Garden Edinburgh)
  • Regine Claßen-Bockhoff(Johannes Gutenberg Universität)
  • Pakkapol Thaowetsuwan(Silpakorn University)
  • Akitoshi Iwamoto(Kanagawa University)
  • Mariko Asaoka(Kanagawa University)
  • Hidetoshi Iida(Tokyo Gakugei University)

「Update of phosphate transport regulations」

Organizer:Satomi Kanno     (Nagoya University)
Laurent Nussaume (CEA/CNRS)

Regulation of phosphate transport is one of the key strategies in plant environmental adaptation. The molecular mechanism of phosphate transport regulation in low phosphorus environment has been elucidated mainly by SPX-PHR. In recent years, the molecular mechanisms of phosphate transport regulation by factors other than phosphorus excess or deficiency have been clarified. In this symposium, we would like to introduce the latest findings on the effects of pathogens, symbiosis and nutrient on plant phosphorus transport, and discuss their cross-talk to the SPX-PHR regulatory system.

  • Tetsuro Mimura(National Cheng Kung University)
  • (Maria J Harrison/Javier Paz-Ares, TBA)
  • Laurent Nussaume(CEA/CNRS)
  • Shuichi Yanagisawa(The University of Tokyo)
  • Yusuke Saijyo(Nara Institute of Science and Technology)
  • Satomi Kanno(Nagoya University)

理事会主催シンポジウム

「植物 × 異分野 (異分野融合のススメ)」

オーガナイザー:遠藤 求(奈良先端科学技術大学院大学)

「異分野融合」によるイノベーション創出の重要性は認識されている一方で、専門用語や研究文化の違いなどさまざまなハードルがあるのも事実です。本シンポジウムでは、植物 × 異分野の融合にさまざまな立場から取り組む研究者をお招きして、異分野融合研究による成果を紹介いただくとともに、その過程で生じた問題に対してどのように乗り越えてきたのか、どういった点に気をつけて、何を大切にしているかなど、より良い異分野融合のヒントをお話いただきます。

  • 上田 彩果(名古屋大学)
  • 出村 拓 (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 佐竹 暁子(九州大学)
  • 中島 敬二(奈良先端科学技術大学院大学)

大会実行委員会企画シンポジウム

「植物多様性への誘い―実際の植物を見て進化を考える」

オーガナイザー:田村 実 (京都大学)
戸部 博 (京都府立植物園)
布施 静香(京都大学)

植物進化を考える上で重要であると教科書等で紹介されているにもかかわらず、直接見ることが少ない植物を京都府立植物園で見ようという企画です。まず、それぞれの植物についてシンポジウム会場で解説し、その後隣接する植物園へ移動してバックヤードを中心に実際の植物をご覧いただきます。 本企画が、植物の形態・進化・多様性へのさらなる理解と、研究アイデア創出の一助になれば幸いです。

※室内での講演後、植物園に移動して植物の解説をします。

  • 田村 実 (京都大学)
  • 山田 敏弘(大阪公立大学附属植物園)
  • 西田 治文(中央大学)
  • 戸部 博 (京都府立植物園)
  • 黒沢 高秀(福島大学)
  • 倉田 薫子(横浜国立大学)
  • 遊川 知久(国立科学博物館筑波実験植物園)

一般シンポジウム

「細胞間コミュニケーションの多様性を探るエボシグナローム研究」

オーガナイザー:武内 秀憲  (名古屋大学)
平川 有宇樹 (学習院大学)

分泌性シグナル分子と受容体を介した細胞間コミュニケーションは、細胞制御の根本的な仕組みである。近年、オミクス技術や分子生物学的手法の躍進により、多種多様なシグナル伝達に関わる分子の機能や進化多様性が明らかになりつつある。本シンポジウムでは、分泌性ペプチドと受容体の機能に着目した植物、酵母、昆虫における最新の研究成果を紹介し、シグナル伝達分子の機能とレパートリー進化の全貌理解を目指す“エボシグナローム研究”について議論する場としたい。

  • 武内 秀憲 (名古屋大学)
  • 清家 泰介 (大阪大学)
  • 古水 千尋 (秋田大学)
  • 平川 有宇樹(学習院大学)
  • 篠原 秀文 (福井県立大学)
  • 岡本 直樹 (筑波大学)

「分子から探る植物-気候フィードバック」

オーガナイザー:永野 惇  (龍谷大学 / 慶應義塾大学)
山口 暢俊 (奈良先端科学技術大学院大学)

植物は気候変動から影響を受けるだけでなく、気候を変える力を持つ。植物の葉から放出される揮発性有機化合物は、エアロゾル形成を介して太陽放射収支や降雨量を左右し気候を変える。本シンポでは、植物-気候間の動的フィードバックを遺伝子レベルから解明することを目指して、大気化学、モデリング、生態学、分子生物学などの専門家が集い議論する。

  • 永野 惇  (龍谷大学/慶應義塾大学)
  • 関本 奏子 (横浜市立大学)
  • 山口 暢俊 (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 塩尻 かおり(龍谷大学)
  • 佐竹 暁子 (九州大学)

「植物細胞が新たに出会うと何が起こるのか?」

オーガナイザー:西川 周一 (新潟大学)
池内 桃子 (奈良先端科学技術大学院大学)

植物個体において、同一の細胞に起源する娘細胞同士が隣り合ったまま位置関係が維持されることが多いが、稀に植物細胞同士が新たに「出会う」現象がみられる。これらには、受精のときに卵細胞と精細胞が「出会い」融合する、寄生植物の細胞が宿主個体の細胞と「出会い」つながる、組織治癒や接ぎ木の際にも細胞同士が「出会い」器官の再接着に至る現象が挙げられる。本シンポジウムでは、それぞれの研究分野で活躍する研究者が集い「植物細胞が出会う」という横断的な切り口で現象を捉え直すことで、新たな発見やメカニズムの理解を目指す。

  • 青木 考  (大阪府立大学)
  • 井川 智子 (千葉大学)
  • 野田口 理孝(名古屋大学)
  • 吉田 聡子 (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 池内 桃子 (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 西川 周一 (新潟大学)

「栄養繁殖性植物研究への招待〜メカニズムから、その活用まで〜」

オーガナイザー:別所-上原 奏子 (東北大学)
天野 瑠美    (京都府立大学)

植物の生殖戦略は多岐にわたり、有性生殖、無性生殖、または両方の組み合わせによって変動する環境下で繁殖してきた。無性生殖の1つに親の栄養器官(根・茎・葉)から子が繁殖する栄養繁殖がある。栄養繁殖を行う植物の多くは非モデル植物であり、栄養繁殖を支える分子機構はいまだに不明瞭な部分が多い。本シンポジウムでは、5〜6名のシンポジストによる講演を通じて解明されつつある分子機構や栄養繁殖性植物の活用について議論する。

  • 別所-上原 奏子(東北大学)
  • 荒木 希和子  (立命館大学)
  • 酒井 友希   (神戸大学)
  • 内海 好規   (理化学研究所)
  • 吉田 明希子  (東京農工大学)

「植物の多彩な生殖戦略を支える制御機構〜もう一度花成を考えてみる〜」

オーガナイザー:阿部 光知 (東京大学)
村中 智明 (鹿児島大学)

植物は、栄養成長期に資源を蓄積し、成長相転換を経て、生殖成長へと移行し有性生殖をおこなう。本プロセスは、繁殖効率に大きく影響し、日長などの外的環境要因、長距離シグナル伝達などの内生要因が統合されて制御される複雑な生理現象である。本シンポジウムでは、成長相転換を中心に繁殖プロセスに焦点を当て、若手研究者を中心に多様な植物種におけるユニークな現象、分子機構を紹介することによって、植物の多彩な生存戦略の理解に向けた将来展望を議論する。

  • 阿部 光知 (東京大学)
  • 磯田 珠奈子(京都大学)
  • 久保田 茜 (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 黒倉 健  (宇都宮大学)
  • 白川 一  (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 宮崎 祐子 (岡山大学)
  • 村中 智明 (鹿児島大学)

「共生したら葉緑体になった件、ならなかった件:
 細胞生態学的視点から見た光合成微生物の個性と生存戦略 」

オーガナイザー:中山 卓郎  (筑波大学)
丸山 真一朗 (東北大学 / お茶の水女子大学)

普段は漠然と群集として扱われることの多い微細藻類などの水生光合成生物だが、実際には一つ一つの細胞にも個性があり、生存戦略がある。本シンポジウムでは、生息水域のみならず、共生宿主や捕食者の体内・細胞内も一つの「環境」と捉えることで、多様な環境に生息する共生藻や餌藻類などが、こうした細胞レベルの微小生態系でどのような生き様を見せ、進化を遂げてきたのかについて考え、共生や捕食などの生物間相互作用を新たな側面から描き出すことを目指す。

  • 中山 卓郎(筑波大学)
  • 広瀬 裕一(琉球大学)
  • 岩井 草介(弘前大学)
  • 高橋 和也(東京大学)
  • 大沼 亮 (神戸大学)

「植物細胞の分化運命の制御と可塑性」

オーガナイザー:丸山 大輔 (横浜市立大学)
水多 陽子 (名古屋大学)
山岡 尚平 (京都大学)

多細胞生物では、細胞運命の決定とその後の発生によって器官や組織が完成したのちに、それらを形作る細胞の多くはそのままの機能や形態を維持する。その一方で,植物では物理的な刺激や環境、微生物との相互作用など、外的な要因によって、細胞や組織レベルの改変が起こる例も珍しくない。本シンポジウムでは、植物の生殖細胞における細胞運命操作の進展とともに、植物細胞の可塑性の理解と制御に焦点を当てた研究を紹介する。

  • 丸山 大輔  (横浜市立大学)
  • 柴田 美智太郎(理化学研究所)
  • 山岡 尚平  (京都大学)
  • 水多 陽子  (名古屋大学)
  • 大津 美奈  (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 晝間 敬   (東京大学)

*学術変革領域研究(B)「細胞運命操作による植物生殖システムのリモデリング」および
 学術変革領域研究(B)「植物と微生物の共創による超個体の覚醒」との共催です。


「ピレノイド:植物の相分離オルガネラのカッティング・エッジ」

オーガナイザー:山野 隆志 (京都大学)
平川 泰久 (筑波大学)
松崎 令  (国立環境研究所)

葉緑体内でRubisCOが集まり作られるピレノイドは、CO2固定の中心的役割を担う重要なオルガネラである。ピレノイド研究の歴史は古く、形態分類学分野を中心に行われてきたが、近年は緑藻のピレノイドを液-液相分離させる分子の発見など、ピレノイド形成の分子メカニズムに関する研究も大きく進展している。本シンポジウムでは、ピレノイドをもつ多様な藻類やツノゴケ類での研究最前線を共有し、その多様性や普遍性を議論するとともに、今後の研究展望についても討論したい。

  • 山野 隆志(京都大学)
  • 松崎 令 (国立環境研究所)
  • 嶋村 正樹(広島大学)
  • 田中 厚子(琉球大学)
  • 松田 祐介(関西学院大学)
  • 平川 泰久(筑波大学)

日本植物形態学会との共催です。


「細胞メカニクス研究の最前線~拡張し続ける視覚と認知の到達点~」

オーガナイザー:小田 祥久  (名古屋大学)
植田 美那子 (東北大学)

ロバート・フックが顕微鏡を自作し細胞を発見して以来、研究者は自らの視覚と認識力を拡張し続けてきた。そして近年に至る光学顕微鏡、情報処理、分子操作技術の目覚ましい発展は植物の細胞メカニクスをこれまでにないレベルで捉えつつある。本シンポジウムでは最新技術を自在に操る気鋭の若手研究者を招き、細胞メカニクスの観点から植物の発生の本質を議論する。

  • 佐々木 武馬(国立遺伝学研究所)
  • 松本 光梨 (東北大学)
  • 近藤 洋平 (生命創成探究センター)
  • 井上 大介 (九州大学)
  • 伊藤 容子 (お茶の水女子大学)
  • 南野 尚紀 (基礎生物学研究所)

*新学術領域研究「植物の周期と変調」との共催です。


「使おう!植物学を支える研究プラットフォーム」

オーガナイザー:長谷部 光泰 (基礎生物学研究所)
田畑 哲之  (かずさDNA研究所)

生物学全般において、研究の独自性や先進性を維持するためには、多彩な生物材料や先端的な実験技術、ゲノム関連データ等が必要不可欠な要件になりつつあります。そして、植物学に関連する分野でも、この状況に対応するための仕組みが多数整備され、研究コミュニティーに提供されています。本シンポジウムでは、これらの「研究プラットフォーム」を提供するためのさまざまな取り組みについて紹介します。

  • 高祖 歩美(国立遺伝学研究所)
  • 辻本 壽 (鳥取大学)、柴 博史(筑波大学)、河野 洋治(岡山大学)、渡辺 信(琉球大学)
  • 山田 敏弘(大阪公立大学附属植物園)
  • 佐藤 豊 (国立遺伝学研究所)
  • 星野 敦、栂根 一夫(基礎生物学研究所)
  • 真野 昌二(基礎生物学研究所)
  • 黒川 顕 (国立遺伝学研究所)
  • 磯部 祥子(かずさDNA研究所)

*共催:
 植物研究拠点アライアンス(筑波大学T-PIRC遺伝子実験センター、鳥取大学乾燥地研究センター、
 岡山大学資源植物科学研究所、琉球大学熱帯生物圏研究センター)
 大阪公立大学附属植物園
 先端バイオイメージング支援プラットフォーム (ABiS)
 基礎生物学研究所超階層生物学センター
 基礎生物学研究所大学連携バイオバックアッププロジェクト
 先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム(先進ゲノム支援)
 かずさDNA研究所


「植物は何を感じて何を変化させ、どう応答しているのか」

オーガナイザー:大谷 美沙都 (東京大学)
出村 拓   (奈良先端科学技術大学院大学)

私たち動物とはまったく異なる生活様式をもつ植物は、何をシグナルとして感じ取って己を取り巻く環境を認識し、どういった分子をどう変化させて必要な応答をなしえているのか?―本シンポジウムではこの重要な問いに独自のアプローチで挑んできた最先端研究を集め、その最新の成果講演を元に議論を行う。とくに重力、栄養、力学的特性、細胞壁といったキーワードから、これまで見過ごされてきた植物独自の刺激応答メカニズムについて考察したい。

  • 野元 美佳 (名古屋大学)
  • 水谷 未耶 (名古屋大学)
  • 國枝 正  (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 三輪 京子 (北海道大学)
  • 西村 岳志 (基礎生物学研究所)
  • 大谷 美沙都(東京大学)

*新学術領域研究「植物構造オプト」との共催です。


「不均一空間環境に対する植物のシグナル伝達メカニズム」

オーガナイザー:吉田 聡子 (奈良先端科学技術大学院大学)
壽崎 拓哉 (筑波大学)

自然界で植物を取り巻く光や土壌栄養などの環境は、空間の中で不均一なレイヤーを構成している。植物はこの環境の空間的不均一性を感知し、巧みに応答することによって、個体として最適な生き残り戦略を取る。本シンポジウムでは、栄養、光、CO2など様々な不均一環境に対して、個体内における長距離シグナル伝達や、屈性による成長方向の転換、細胞内における巧みなシグナル伝達などを用いて応答する植物のレジリエンス機構について、6名の研究者に最新の知見を発表していただく。それらを通して、不均一環境下において初めて発揮される植物独自の適応能力について議論したい。

  • 大久保 祐里(名古屋大学)
  • 壽崎 拓哉 (筑波大学)
  • 山﨑 清志 (東京大学)
  • 白須 賢  (理化学研究所)
  • 川合 真紀 (埼玉大学)
  • 武宮 淳史 (山口大学)

*学術変革領域研究(A)「不均一環境と植物」との共催です。