公開講演会

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日時
2023年9月9日(土)14:00(開場)〜17:30
会場
北海道大学 工学院 オープンホール
講演会は対面式とオンライン併用のハイブリッド方式で行います。
参加方法
オンライン参加の場合は、公開講演会特設サイトよりご登録ください。現地参加の場合は直接会場へお越しください。現地参加の場合は登録は不要です。
参加費
無料
概要
 北海道は、美しい景観と豊かな食材に恵まれており、多くの国内外からの観光客が訪れます。北海道は、日本の中でも高緯度で寒冷な地域に位置していますが、その面積は九州や東北地方よりも大きく、太平洋、日本海、オホーツク海という異なる性質を持つ3つの海域の影響も受けて、地域によって気候が異なります。また、火山活動が活発であり、地質も様々で、夏でも残雪がある高山が多数存在しています。火山活動の影響や地質、標高差は、自然に豊かな多様性をもたらしています。さらに、北海道の植物相は、津軽海峡を経由して日本の他の島々や東アジアと、サハリンを通して北東アジアと、千島列島を通してシベリア東部や北アメリカとも関係を持っています。
 植物は、光合成によりバイオマスを生産することで、陸域・水域を問わず、景観と生態系の骨組みを形づくり、また、農林水産物生産の基盤となって北海道の大自然を根底から支えています。本講演会では、北海道の植物について知ることを通して、北海道の大自然の魅力を再発見してもらうことを目指します。
プログラム
1.14:30-14:40 寺島 一郎 (東京大学理学系研究科教授・日本植物学会会長)
「植物科学への招待」
2.14:40-15:10 東 隆行 (北海道大学植物園助教)
「北海道各地域の植物相の特色」
3.15:10-15:40 首藤 光太郎 (北海道大学総合博物館助教)
「北海道の植物相研究の現状」
4.15:40-16:10 水永 優紀 (様似町役場商工観光課)
「アポイ岳の自然環境の現状と保全再生」
休憩(10分間)
5.16:20-16:50 速水 将人 (北海道立総合研究機構林業試験場)
「防風林管理が育む絶滅危惧種と生物多様性」
6.16:50-17:20 小杉 知佳 (日本製鉄(株)先端技術研究所)
「鉄鋼スラグによる北海道の海藻藻場の再生」
7.17:20-17:30 露崎 史朗 (北海道大学地球環境科学研究院教授・第87回日本植物学会大会会長)
「北海道の植物:過去・現在・未来」