【学術集会】第23回国際植物脂質シンポジウム(ISPL2018, Yokohama)についてのご案内
[学術集会] 2018年4月 5日
この度, 日本植物脂質科学研究会を中心として第23回国際植物脂質シンポジウム組織委員会を結成し,平成30年7月8日(日)~13日(金)に,横浜市中区大さん橋ホールにおいて同シンポジウムを開催する運びとなりました.
植物学会においては共催学会としてご支援いただいており、発表申し込みの期限などが迫ってまいりましたので、会員の皆様にもメーリングリストを通じてご案内申し上げる次第です.
国際植物脂質シンポジウム(International Symposium on Plant Lipids, ISPL)は, 世界の植物脂質研究者が植物や藻類の最先端の脂質研究に関わる成果を発表・討論する場として, 第1回シンポジウム(1974年)以来, 2年毎に開催されてきました. 植物油脂は, 長年, 人類の食糧や産業原料としてわれわれの生活と深く関わってきましたが, 最近では, 再生可能なバイオ燃料としても注目されています. 研究対象も, 一般的な油糧作物だけでなく, 有用な遺伝子資源を有する稀少な陸上植物や微細藻類にまで広がり, これらの生物種の作り出す高付加価値脂質や油脂の大量生産に関する研究が世界的にたいへん注目されています. さらに,植物や微細藻類が持つ生物機能によって,バイオ医薬品やバイオ新素材といった化学合成では生産が難しい高機能性の脂質素材を生産させる技術の実用化(スマートセルリピッドインダストリー)も急速に進展しております.
このような多岐にわたる植物脂質の研究展開に対して, 効果的な情報交換の場を提供し, 共同研究による課題の解決を加速するのが本シンポジウムの目的です.
以上の内容にご興味ある会員の皆様には, ぜひ以下の本国際植物脂質シンポジウムウェブサイトをご覧いただき、シンポジウムへの参加・ご発表をご検討ください.
よろしくお願い申し上げます.
平成30年4月
第23回国際植物脂質シンポジウム
組織委員長 西田 生郎(埼玉大学)
運営委員長 太田 啓之(東京工業大学)
プログラム委員長 和田 元 (東京大学)
募金委員長 松井 健二(山口大学)
村中 俊哉 (大阪大学)