【学術集会】第11回Global Plasma Forum 「低温プラズマと植物科学の最新の話題から」
[学術集会] 2022年8月28日
日時:2022年10月31日(月) 14:00~18:00
形式:オンライン開催 一般申込み受付有り
主催:名古屋大学 低温プラズマ科学研究センター、農学国際教育研究センター
九州大学 プラズマナノ界面工学センター、
東北大学 非平衡プラズマ学際研究センター
オーガナイザ:石川健治、古閑一憲
プラズマ照射した種子の発芽や植物の成長の促進が、農業の新しい技術として注目されています。種子は主要な農作物であり、食料をはじめ、医療、資源・エネルギーの多くの分野で利用され、農業生産においては種子が鍵を握っているといっても過言ではありません。作物育種のみならず、地球規模の環境変動は、植物の環境ストレス耐性を逸脱し、環境の温度、栄養レベル、光の状態を感知し、休眠状態から発芽のタイミングを決定する機構に少なからず影響を与えています。しかしながら、低温プラズマ照射は短寿命な活性種の応用は、休眠打破などに作用が認められることによって作物栽培などに有用な結果が見出されています。そのため,本研究集会では、両分野に共通する活性種に焦点を当て、植物科学・低温プラズマ科学の2 つの分野に共通する専門家をお呼びして討論できる機会を設けます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【プログラム】
(講演の時間・言語:各30分程度、英語)
14:00 池田善久(愛媛大学)プラズマ処理による植物細胞への分子導入機構
14:30 柳川由紀(千葉大学/理研) 植物細胞へのプラズマ照射下分子導入
<休憩>(15:00~15:30)
15:30 安藤杉尋(東北大学) 五酸化二窒素による植物免疫の活性化
16:00 仲田麻奈(名古屋大学) 水ストレス環境下における作物根の可塑性と適応戦略
〈休憩〉(16:30~17:00)
17:00 中林一美(R Holloway U London) プラズマ活性水による種子休眠打破における分子メカニズムの解析