理事会主催シンポジウム
9/16 13:30-16:00 A会場
おぼえきれない高校生物!
—意味のある学びのために研究者コミュニティにできること—
—意味のある学びのために研究者コミュニティにできること—
●オーガナイザー
経塚 淳子 (東北大・生命科学)
公益社団法人日本植物学会理事会
生物学教育の本来の目的は、生命現象の多様性と共通性を理解し,その驚異に触れることであるはずです。しかしながら,科目としての「生物」は暗記科目であると捉えられがちであり,受験に不利とされることから敬遠され,生物を受験科目に選ばなかった医学部生が多数いるほか,先端生命科学研究の成果の社会的受容を遅らせることにもつながっています。いうなれば「生物離れ」が起きているのではないかと危惧され状況なのです。このような状況を改善し,高校生物を科学リテラシーの重要な核とするために,研究者コミュニティに何ができるのか。その一歩を踏み出すきっかけづくりとして,高校の生物教員の皆様も交えて論じ合いたいと思います。
プログラム
はじめに
経塚 淳子 (東北大学生命科学研究科)
「深い学び」を志向した高等学校生物における授業改善の取り組み井上 純一 (広島大学付属高等学校)
なぜ学習は主体的でなくなったか,どうしたら主体的になるか,主体的になると何がよいか松浦 克美(首都大学東京)
高校生物の重要用語について日本学術会議からのメッセージ中野 明彦(理研・光量子工学研究センター)
生物教育の未来 —入試・教科書・検定の三すくみからの脱出を目指して—園池 公毅(早稲田大学)
パネルディスカッション