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「遺伝学談話会」開講のお知らせ

[お知らせ]  2005年4月26日

「遺伝学談話会」(主催:日本遺伝学会)が開講されます。内容は以下の通りです。

1.主旨と目的
 遺伝学は”親から子への”あるいは”世代から世代への”遺伝情報伝達のルールやその物質的基盤を明らかにする学問分野です。そのような観点から考えれば、遺伝情報分子DNAの二重螺旋構造の解明や遺伝暗号の解読が成し遂げられた時点で、遺伝学は完成したという見方があります。しかし、古典力学と同じように、学問としての重要性や意義が少なくなったわけではありません。事実、今日の遺伝学は生命現象の統一的理解を試みる上で必須の基礎学問となっています。問題は、ポスト・シークエンスという新しい時代における遺伝学研究の重要性、意義あるいは将来像が見えにくくなっていることです。そのため遺伝学自体が低迷している印象を与えています。このことは、次代を担う若い人々が特に顕著に感じているのではないでしょうか。遺伝学の面白さとは、遺伝学研究の将来的な方向とは、また現代社会の直面する様々な課題の解決に対して遺伝学はどのような貢献ができるか、更には自然と対峙してきた20世紀型の自然観・生命観に新しい視点をもたらすことができるかなど課題はさまざまです。本遺伝学談話会は、遺伝学の教育研究における課題を浮き彫りにし、その解決の方向を議論、模索する場として開催します。受講者と講師の双方向の対話を大切に、活気溢れる学びの場を志します。

2.概略
 遺伝学談話会では上記の目的を達成するために、現在活躍されている遺伝学者の方に基調講演をいただき、講演後に講師と参加者による自由闊達な意見交換を行います。このような意見交換を有意義なものとするため、談話会は宿泊施設の附随する大学あるいは研究所をお借りして全国規模で開催します。また、談話会は講演会や議論の場を設定するのみならず、新しい時代の遺伝学研究を志す若手研究者や学生からの要望を積極的に取り入れた運営を目指し、オーダーメイドの遺伝学教育を支援します。さらに、講演や意見交換の記録を整理し、学会内のみならず他分野の多くの研究者への情報発信を目指します。
 主催は、日本遺伝学会
 運営責任者は、日本遺伝学会将来計画幹事 高畑尚之
 開催頻度:隔月

3.今後の予定
第1回 7月8日 (金) 講師(高畑尚之:総研大) 於:総研大葉山キャンパス
第2回 8月19日(金) 講師(田嶋文生:東京大学) 於:総研大葉山キャンパス

以降、城石俊彦(遺伝研)、勝木元也(基生研)、堀田凱樹(情報システム機構)、藤山秋佐夫(情報研)、斎藤成也(遺伝研)、堀内嵩(基生研)、真木壽治(奈良先端大)、小原雄治(遺伝研)、尾本恵市(総研大)、佐藤矩行(京大)、岡田清孝(京大)他の先生方を随時お招きし、お話をいただくことを考えています。また、参加者のリクエストに応じてあらたに講師をお招きすることも可能です。但し現時点では、第3回目以降の講師の方は全く暫定的なものであり、先生方のご了解もいただいていないことをご承知置きください。このこともあって、第1回では高畑が最初の講演を試みますが、そのあと本会開催の主旨や今後の方針についても意見交換をする予定です。

= 第1回 遺伝学談話会のお知らせ =

日時:平成17年7月8日(金)午後3時より

場所:総合研究大学院大学先導科学研究科棟2階セミナー室
   (夕食後の懇談会は総合研究大学院大学共通棟2階談話室)

テーマ1:『基礎集団遺伝学』 

概要:一世紀に及ぶ集団遺伝学の歴史を振り返りながら、なじみの深いメンデルの遺伝法則やハディー・ワインバーグ等の集団遺伝学の基礎的な法則が、ポスト・シークエンスの時代にどのような役割を果たしているのかを事例に基づいて紹介し、集団遺伝学の面白さを語りたい。
講師の紹介:1946年名古屋生まれ。京都大学修士課程のとき確率過程に興味をもち、九州大学博士課程にて理論集団遺伝学の研究に従事。その後、遺伝学研究所集団遺伝部門第2研究室の職員をへて、1992年に総研大教授となる。2000年から副学長、また昨年から理事に就任。総研大では、人類進化の遺伝的基盤に興味をもち、実験グループと共同研究を推進。人類を含め生物の進化は、環境との関係で冗長となった遺伝子の退化によるとする仮説を提案、検証中。

テーマ2:遺伝学談話会の主旨と今後の運営について


参加料:無料。参加資格は特に問いませんが、なるべく事前に係までお問い合わせください。
連絡問い合わせ先:総合研究大学院大学先導科学研究科 生命体科学専攻
颯田葉子(tel: 046 858 1574:e-mail satta@soken.ac.jp)。
宿泊を希望される方は6月末までに颯田までお知らせ下さい。大学の宿泊施設の予約を致します。尚大学周辺には簡易に朝食を取れる施設がありませんのでご注意下さい。希望者には国際村センターの朝食(1500円)を予約いたしますので、申し込みの際合わせてご連絡ください。

アクセス
最寄駅:JR横須賀線 逗子駅
    京浜急行線 汐入駅
いずれの駅からもバス(湘南国際村行き)で25分〜30分
「湘南国際村つつじが丘」下車
バス停から徒歩5分(左手にみえる緑の屋根白い壁の建物です。)

尚いずれの駅からも湘南国際村へ向かうバスの本数は1時間に1本程度です。
バスをご利用の方は、事前にバスの発車時刻を確認されることをおすすめします。
(バスの時刻表はURL: http://www.soken.ac.jp/japanese%20pages/time.html)

その他大学への詳しいアクセスについては総研大ホームページ(http://www.soken.ac.jp)の葉山キャンパス案内をご参照下さい。


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