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(社)日本植物学会 平成19年度評議員会議事録

[お知らせ]  2007年11月 9日

日時:平成19年9月6日(木)午後5時〜午後9時15分
場所:東京理科大学野田キャンパス1号館4階会議室

出席者:評議員総数56名に対し,出席者23名 他に委任状出席26名
和田正三会長,西谷和彦理事(編集担当),永田典子理事(会計担当),東馬哲雄理事(図書担当),村上哲明理事(庶務担当),二階堂展世,森垣登美子(事務局)

 開会に先立ち会長から挨拶があった.
 議長として黒岩常祥評議員が選出された.
 評議員総数56名に対して,出席評議員23名,委任状出席26名である旨が,村上庶務担当理事より報告された.定足数に達しており,評議員会は成立することが議長より宣言された.

 議事に先立ち,井上康則 第71回大会会長より挨拶があった.
 議事録署名人として園池公毅(東京大),山本興太朗(北海道大)両氏が承認された.

I.報告事項
1.会務報告
 村上庶務担当理事より資料1-1にもとづき会務報告がなされた.平成19年3月10日に臨時総会を開催したこと,文部科学省への平成18年度の事業報告および収支決算報告,平成19年度登記,文部科学省への変更登記完了報告を行った旨が報告された.また,現在の会員状況等について説明がなされ,会員数が最も多かった平成13年度と比べると300名以上も減少していること,一方で50年会員がこの間に40名以上増加していることなどが報告された.
2.会計報告
 永田会計担当理事より平成19年度前期収支に関し,資料2にもとづき報告された.ここ3年間で学会の実質的な正味財産が合計して900万円近くも減少することになり,日本植物学会の財政は非常に逼迫した状況にあることが説明された.財政の改善に向けて猶予がない状況であり,既にJPRのSupplement(大会の英文要旨集)を廃止するなどの措置を実行済みであることが報告された.
3.図書関連報告
 東馬図書担当理事より雑誌の交換・受け入れ状況,学会図書閲覧状況,並びに学会図書文献複写依頼状況について,資料3にもとづき説明された.
4.植物学雑誌 (JPR)関連報告
 西谷編集担当理事より,JPRの編集・発行状況,投稿数の推移,主要国別の投稿・採択状況,電子ジャーナルの月別使用頻度等について,資料1-1と資料4にもとづき報告された.海外,特に中国からの投稿数が急増していることが報告された.
5.生物科学ニュース関連報告
 村上庶務担当理事より資料1-1にもとづき,生物科学ニュースの編集体制および発行状況について報告された.また,冊子体配布をやめてオンライン化を進めることに対する会員の希望を把握するために行ったアンケートの結果についても報告がなされた.生物科学ニュースのオンライン化を進めることに反対された会員においては「ウェブ環境の悪い会員を切り捨てるべきではない」と言う意見が少なからずあったこと,その一方で反対された方の中にも「冊子体配布者に一部実費負担をしていただくのはやむを得ない」という意見が多かったことが報告された.
6.日本植物学会賞選考委員会報告
 伊藤元己評議員(学会賞選考委員)より資料1-2と資料5にもとづき,平成19年度(第4回)日本植物学会賞の選考結果について報告がなされた.また,選考プロセスに関する問題点について,資料6にもとづいて説明がなされた.今後これらの問題点を改善すべく取り組む必要があることが報告された.
7.JPR 論文賞報告
 西谷編集担当理事より,本年度のJPR論文賞選考過程と授賞論文について資料4にもとづき報告された.
8.学術会議関連事項報告
 原慶明評議員より資料1-2にもとづき,日本学術会議植物科学分科会の活動報告がなされた.
9.植物科学基金運営委員会報告
 村上庶務担当理事より植物科学基金事業の一環である若手研究者海外学会出席助成および国際学会開催援助の選考結果について,資料1-3にもとづき報告された.植物科学基金については急いで使い切る必要はなく,ゆっくり有効に使って欲しいとの意見が出された.
10.生物科学学会連合報告
 村上庶務担当理事より生物科学学会連合の活動状況,議論の動向等が資料7にもとづき報告された.
11.広報委員会報告
 久堀徹評議員(広報委員長)より,9月15日に一般向け講演会「種子の不思議 〜旅と目覚めのタネあかし〜」を開催する予定であること,この講演会に対する科研費による補助を申請したが不採択であったことが報告された.さらに,従来,生物科学ニュースの編集委員が収集してきてニュース誌上で提供してきた博士号取得者の情報を,今後は広報委員会が学会ホームページで収集・提供すること,学会ホームページ上で年2件程度の研究紹介をおこなっていくこと,活動を拡大させるために広報委員を数名増員する予定であること等が報告された.
12.ホームページ委員会報告
 青木俊夫ホームページ委員長からの報告(資料9)にもとづき,ホームページ委員会の活動について村上庶務担当理事より説明された.
13.理数系教育問題連絡会について
 渡邊雄一郎氏からの報告(資料1-3)にもとづき,理数系教育問題連絡会における協議内容について村上庶務担当理事より説明された.
14.男女共同参画学協会連絡会について
 関本弘之氏からの報告(資料1-3)にもとづき,活動内容について村上庶務担当理事より説明された.男女共同参画の実状を調べるためのアンケートに協力していただきたいとのことであった.
15.国立大学教育研究評価委員の推薦,財団等への推薦などについて
 村上庶務担当理事より,国立大学教育研究評価委員として本学会より10名の会員を推薦したこと,また山田科学財団への推薦について,伊藤正樹,高木慎吾両氏を推薦した旨,資料1-3にもとづき報告された.
16.JPRシンポジウムについて
 西谷編集担当理事より,本年度の大会中におこなう予定の2件の日本植物学会誌JPR創刊120周年記念公開シンポジウム「21世紀の植物科学を展望する」と「植物の世界に魅せられて」について報告された.
17.協賛・後援など
 村上庶務担当理事より,本学会が協賛・後援した行事について資料1-3にもとづき報告された.
18.支部活動報告
 村上庶務担当理事より,各支部の活動状況について資料1-4にもとづき報告された.
19.平成21年度大会開催地について
 原慶明評議員(東北支部長)より平成21年度大会を東北地区で開催する予定である旨報告された.
20.平成19年度野田大会の申込状況について
 井上康則大会会長より,平成19年度野田大会の参加人数,演題数,シンポジウム数,関連集会等について,資料1-4にもとづき報告された.
21.公益法人に関する文部科学省からの事務連絡ならびに文部科学省実地調査結果報告について
 村上庶務担当理事より資料10-1にもとづき,平成20年12月施行の公益法人制度に向けて,情報を収集している旨の報告がなされた.日本植物学会が可能な限り速やかに公益法人になれるように準備を進めて欲しいという意見が出された.
 文部科学省実地調査の結果については,永田会計担当理事より資料10-2及び10-3にもとづき,説明がなされた.本学会が改善すべき点として,いくつかの指摘があり,特に正味財産の減少傾向を改善するようにとの強い指摘があったことが報告された.また,定款第2章第5条の「事業」の「(3)調査および研究」を現在,実施していないのはなぜかと指摘されたとの報告があった.
22.その他
 村上庶務担当理事より,役員・委員の報酬規定を改定して,JPR編集委員と図書担当理事以外の会務担当理事の報酬を,平成20年度より従来の半額である9万円,図書担当理事についてもこれまでの報酬の半額の3万円とすることが報告された.

II.審議事項
1.平成19年度事業計画修正案
 村上庶務担当理事より平成19年度事業計画案について,資料11にもとづき説明がなされた.Supplementの発行を事業から削除し,文部科学省実地調査で,定款において学会の事業の1つとしてあげられているにもかかわらず,現在,おこなっていないと指摘された「調査および研究」の項目を事業計画に加えたことが報告された.審議の結果,満場一致でこれを承認した.
2.平成20年度事業計画案
 村上庶務担当理事より平成20年度事業計画案について資料12にもとづき説明がなされ,審議の結果,満場一致でこれを承認した.
3.平成19年度補正予算案
 永田会計担当理事より平成19年度補正予算案について資料13にもとづき説明がなされた.これに対してJPR事業費が補正予算で94.5万円増えているだけなのに,JPR刊行安定化基金を200万円も取り崩すのはまずいのではないか,また予備費の50万円を先にとり崩すべきではないかという意見が出された.それに対して,出版社に支払うJPRの印刷費も含め,学会として支払いに使える現金が不足すれば,JPRの刊行も不可能になるので,JPR刊行安定化基金の取り崩し額が多少多めになるのはやむを得ないのではないか,さらに予備費も年度末までの不測の事態に備えてこの程度の額は必要ではないかという意見も出された.審議の結果,満場一致でこの補正案を承認した.
4.JPRの出版契約
 永田会計担当理事より資料14にもとづき,シュプリンガー・ジャパン社とのJPR出版契約に関して,実状に合わせて、年間合計頁数を増やした契約に変更することが提案された.このように事前変更することによって,結果的に出版ページ数が契約頁数から増えた場合よりも出版社への支払いを抑えることができることが説明された. 審議の結果,満場一致でこの案を承認した.
5.Supplement 廃止について
 永田会計担当理事より資料14にもとづき,Supplementの廃止案について説明がなされた.これによって印刷・郵送費用の150万円程度の支出を削減できるとのことであった.審議の結果,満場一致でこの案を承認した.
6.生物科学ニュース冊子体送付有料化
 永田会計担当理事より資料15-1にもとづき,生物科学ニュース冊子体を送付している会員に,会費とは別に冊子体の郵送費用に相当する年額1,000円を請求する案について説明がなされた.また,生物科学ニュースの冊子体の全面廃止に向けて日本動物学会と協議を始める提案についても説明がなされた.
 これに対して,会費値上げを計画している時に会員に対するサービスの低下と考えられるような変更をするのは好ましくないのではないかという意見が出された.それに対して,学会の財政を立て直すことが先決であり,そのために少しでも可能なことは何でもしていくという姿勢は必ずしも悪いことではないという意見も出された.審議の結果,賛成40,反対9でこれを承認した.
7.会費値上げについて
 永田会計担当理事より資料15-2にもとづき,学生会員の会費を4,500円から2,000円に値下げする一方,一般会員の会費を9,000円から12,000円に,海外会員の40 USドルを60 USドルに,団体会員を20,000円から30,000円に,それぞれ値上げする案(賛助会員については,現在の50,000円を据え置く)について説明がなされた.会費の値上げは財政が逼迫している状況を改善するために不可避であること,その一方で会員数の減少が学会の財政を悪化させている主要因であり,将来的に会員数を増やすためにも若手の本学会への入会を促進する戦略として,学生会員の会費を大幅に値下げする提案をした旨の説明があった.今回の会費の改定により, 375万円の増収が見込めるとのことであった.
 この提案に対して,会費の値上げにより会員数が大幅に減ってしまうと,増収が見込めなくなるのではないかという意見が出された.審議の結果,賛成48,反対1でこれを承認した.
8.平成20年度予算案
 永田会計担当理事より平成20年度予算案について資料16にもとづき説明がなされ,審議の結果,満場一致でこれを承認した.
9.細則の改訂について
 村上庶務担当理事より,会費の変更に伴う細則改定案について資料17にもとづき説明がなされた.審議の結果,満場一致でこれを承認した.
10.生物科学ニュース冊子体送付有料化に伴う規定の設置
 村上庶務担当理事より,生物科学ニュース冊子体送付有料化に伴う規定の設置案について資料18にもとづき説明がなされた.審議の結果,満場一致でこれを承認した.
11.会長選挙について
 村上庶務担当理事より今年度行われる予定の次期会長選挙について,その日程,および選挙管理体制が資料1-4にもとづき報告され,審議の結果,満場一致で予定通り行うことを承認した.さらに評議員推薦候補者の選出のため投票を行い,大森正之氏,戸部博氏,福田裕穂氏の3名を候補者として推薦することが決定された.
12.平成20年度大会開催地について
 奥田一雄評議員より,平成20年度大会は中国・四国地区の高知大学朝倉キャンパスにおいて行い,奥田一雄氏を大会会長,峯一朗氏を大会準備委員長として,平成20年9月25日(木)〜27日(土)に開催される旨,資料1-4にもとづいて報告された.審議の結果,満場一致でこれを承認した.
13.その他
 久堀徹評議員より,今回の会費値上げ案のような特に重要な案件については,理事会の前に評議員に意見を求めて欲しいという意見が出された.理事会での決定にもとづいて,評議員会と総会の両方の審議案が同時に策定され,総会の審議案が事前に生物科学ニュースで会員に通知されている現状では,評議委員会で審議案を改訂する時間的猶予がない.理事会の審議案を策定する前に評議員の意見を聞くのでなければ,評議員の意見を盛り込んだ評議員会および総会の審議案を策定するのは困難であるとのことであった.

以上にて議事を終了し午後9時15分に閉会した.

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