ご挨拶

公益社団法人日本植物学会第83回大会が、2019年9月15日(日)から17日(火)までの日程で、東北大学川内北キャンパス(仙台市)にて開催されます。仙台での大会開催は30年ぶりになります。当時に較べ、川内北キャンパスを含めて、大学は大幅に整備され、地下鉄東西線が開通して便利になりました。地下鉄「川内駅」をでたところが会場です。

第83回大会では、これまでの大会と同様に、口頭およびポスターによる研究発表、各種受賞講演、各種シンポジウム、ランチョンセミナー、企業展示会等、多種多様なプログラムを計画しています。また、大会前日の9月14日(土)には公開講演会、大会初日の9月15日(日)には高校生の研究発表会を予定しています。東日本大震災からの復興は、とくに沿岸部では未だ途上にありますが、公開講演会では、これまでの震災復興への植物科学からのアプローチ・貢献を紹介する講演会とともに、東北大学植物園における自然観察会を行い、植物の力を借りた自然環境の保護、植物研究が社会に果たす役割について理解を深めていただきます。ミキサーならびに懇親会も、それぞれ川内北キャンパス、仙台市内のホテルで開催します。仙台、宮城、東北の銘酒と旨い物を堪能しながら、植物科学の発展のために研究者同士の有意義な交流の場にしていただけますと幸いです。

東北地区での第83回大会開催の依頼を受けた当初は、開催地(会場)や開催時期等に課題もありましたが、宮城県在住の学会員で構成した実行委員会が中心になって大会準備を進め、日本植物学会の執行部・事務局や東北地区の会員の皆さん、そして東北大学の応援をいただいて、新年初頭に第83回大会の第一回案内を皆様にお届けすることができました。各種申込の期限や概要は第一回案内ならびに本大会ホームページに掲載されているとおりで、プログラムをはじめとする詳細な情報は、今後同ホームページ上で周知して参ります。

また、公益社団法人日本植物学会の大会は、本法人の設立目的であります「植物学に関する研究の進展と知識の普及に関する事業を行い、学術の発展に寄与する」ために開催する、最も重要な公益事業です。今大会の運営にあたりまして、大会参加費で経費を支弁することはもちろんでございますが、会員・各界の皆様からのご寄付や商品展示等のご支援が必要になりますことをご理解いただき、ご協力を賜りますれば幸甚に存じます。

第83回(仙台)大会に多くの皆様にご参加・申込いただき、大会を盛り上げていただきますよう、お願い申し上げます。大会実行委員会一同、お待ち申し上げております。

2019年1月
公益社団法人日本植物学会第83回大会
大会会長  高橋 秀幸

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