日本植物学会大会で成果を発表しませんか

高校生の皆さん

すでにお知らせしてあるように、2007年9月7日〜9日、千葉県野田市の東京理科大学で、社団法人日本植物学会第71回大会が開催されます。全国の植物学者約800人が参加し、3日間にわたりシンポジウムや研究発表に活発な討論が交わされます。この大会のポスターセッションで、日頃の部活動であげた成果を発表し、現役の研究者と議論を戦わせてみませんか? 申込みはこれからでも間に合います。

高校生のポスター発表で参加いただくのは9日(日)です。この日は、ポスター発表の後から、日本植物学会誌創刊120周年記念公開シンポジウム「植物の世界に魅せられて〜若い人たちのための植物学入門〜」が予定されています。午後からは市民向けの公開講演会として「利根川水系の恵みと植物」が予定されております。いずれも一般の高校生に開放されています。みなさんで誘い合って是非ご参加ください。

  1. 会期 2007年9月7日(金)〜9日(日)
  2. 会場 野田市山崎2641 東京理科大学野田キャンパス講義棟 
  3. 発表分野 植物学だけでなく、生物学全般を対象にいたします。
  4. ポスター展示期間 9(日)9時〜11時のみです。ただ、ご希望により、7日〜9日大会全期間貼っておくことも可能です。
  5. ポスター発表の方法 9日(日)8時30分から貼り出してください。9時〜10時は奇数番号、10時〜11時は偶数番号の討論時間に当てます。この時間帯にはポスター前に説明員を待機させてください。何人かで分担してもかまいません。
  6. ポスターのサイズ 90cm(横幅)×120cm(縦)の範囲で作成して下さい。発表コードはパネル左上に大会準備委員会の方で貼付します。
  7. 要旨 〆切は7月31日(火)まで延長したします。演題、所属、氏名、図表などを入れてA4で1枚です。
  8. 参加費 無料 高校生とNPOのポスター発表用の要旨集を特別に作成します。この要旨集は参加者全員に配布いたします。大会要旨集は1団体1冊ずつ配布いたします。
  9. 参加人員 ポスター発表の見学は何人でもかまいません。ただし、ポスター発表の数は各校4題までとさせていただきます。
  10. 参加旅費 ご相談に応じます(希望する額を具体的にお知らせください)。
  11. 参加登録 参加ご希望の方は、7月31日(火)までに、大会準備委員長の河野重行宛に、高校名、部名、発表題目、参加希望人員、参加旅費必要の有無、指導者名、連絡先、講演要旨をお送りください。すでに参加を表明なさっているところは、講演要旨のみお送りください。

日本植物学会第71回大会
会  長   井 上 康 則


みみより情報: 「理数学生応援プロジェクトがはじまりました」
文部科学省では、理工農系学部等において、理数分野に関する優れた意欲・能力を有する学生をさらに伸ばすための入試方法・教育プログラムの開発事業:「理数学生応援プロジェクト」を開始しました。
大会ロゴ

トネハナヤスリ(Ophioglossum namegatae M.Nishida & Kurita)と利根川高瀬舟

茨城県取手市の利根川河川敷で初めて見出されたシダ植物ハナヤスリ科の一種。利根川流域と大阪府淀川の氾濫原にのみ生育が知られる絶滅危惧種である。利根川下流域ではきわめて稀な植物だが、中流の渡良瀬遊水地ではヨシ原に大群落を形成する。1本の柄から分枝する胞子葉と栄養葉から成る地上部は、4月頃一斉に顔を出す。彼方に浮かぶ利根川高瀬舟は、江戸時代から明治にかけて東北と江戸を結んだ利根川水運の主役であった。  (デザイン: 安富 佐織  説明文:海老原 淳)