ご挨拶

平成26年度の日本植物学会第78回大会は、平成26年9月12日(金)から14日(日)の3日間、神奈川県川崎市の明治大学生田キャンパスを会場として開催する運びとになりました。植物科学に関心のある多くの皆様に、是非ご参加いただきますようご案内申し上げます。

日本植物学会は、創立130周年を迎えた2012年に公益社団法人への移行が認定され、「植物学に関する研究の進展と知識の普及を図り、それによって学術全般の発展に寄与する事を目的に設立された学術団体」として、これまでの長い歴史を継承しつつ、新たな歩みを始めています。

植物科学研究は、植物の理解を深めると共に、環境問題や食糧危機など現代社会が直面しているさまざまな課題を解決するために、これまで数多くの重要な貢献をして参りました。今後も、私たちの社会を持続可能なものとして守っていくために、植物科学には大きな期待が寄せられています。21世紀に入りゲノム科学が急速に進展したのを契機として、植物科学にも分子レベルの視点が積極的に導入された一方で、植物学会は個体・生態系・地球規模という様々な階層での研究の発展を目指してきました。したがって、日本植物学会大会の参加者も、多様で広範なバックグラウンドをお持ちですし、発表される領域も様々です。そこで、大会では、可能な限り多様な視点からの議論の場を提供することによって、今後の植物科学の発展に寄与していきたいと考えています。

第78回大会は、例年通り会期を3日間とし、一般口頭発表、ポスター発表、シンポジウム、高校生ポスター発表を計画しています。今回は、会場の特色を最大限活用して、従来よりもポスタービューの時間を長く取りつつ、口頭発表の充実にも力を注いでいます。また、最終日には、高校生との交流会、および、高校生も対象とした公開講演会を開催するなど、次世代の研究者育成に学会として積極的に貢献したいと考えています。さらに、運営面では、要旨集電子版の提供や、全国を巡回している本学会の大会運営を研究者本位に開催できるような工夫を提示するなど、今後の大会開催にも継承される運営方法を確立するための努力を行っています。

今回会場として使用させていただく明治大学生田キャンパスは、小田急線生田駅から徒歩10分の丘の上にある緑豊かな広大なキャンパスです。会場としてキャンパス入り口近くに隣接する三つの建物を使用しますので、食堂を含めて会場間の移動が容易です。本会場が研究発表と討論に集中できる理想的な場となることを心から願っています。

是非、日本植物学会第78回大会にご参加いただき、最先端の植物科学の発展の輪に加わっていただきますようお願い申し上げます。

日本植物学会第78回大会 名誉会長
東京工業大学フロンティア研究機構

教 授 大隅良典

日本植物学会第78回大会 大会会長
東京工業大学資源化学研究所

教 授 久堀 徹

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