第198回農林交流センターワークショップ
[講習会] 2016年3月25日
第198回農林交流センターワークショップ
「栽培試験における気温の観測技法と利用」
日 時:平成28年6月8日(水)~6月10日(金)
開催場所:農林水産省農林水産技術会議事務局
筑波産学連携支援センター
筑波農林研究交流センター 第1セミナー室、
〃 研修実験室
情報通信共同利用館(電農館) セミナー室
農業環境技術研究所(圃場)
(つくば市観音台3-1-3)
対 象:産学官の試 験研究機関の研究者、農業関連の技術者
(農業を対象とした課題に取り組む他分野の研究者や技術者
を含みます)
募集人数:8名
内 容
近年、農業の現場では夏期の異常高温などにより生じる農作物の生育
障害への対応を迫られており、気温を正確に把握する必要性が増して
います。しかし、不適切な方法で観測・収集された気温データを説明変数
として栽培データの解析を行えば、得られる結果の汎用性が失われたり、
誤った解釈を導いたりしかねません。そこで本ワークショップは、気象を
専門としない農業関連の研究者や技術者を対象として、作物が栽培される
環境において気温を正しく観測して利用するために必要な一連の知識と
技法を総合的に習得できる機会を提供します。
圃 場や温室のように強い日射にさらされる環境において気温を観測
するには、日射熱がセンサーに及ぼす影響を遮るために強制通風式の
放射除けの使用が必須です。そこで、参加者は農環研が開発した安価
で自作可能な強制通風筒「NIAES-09S(改)」をそれぞれ製作します。
続いて、それらを圃場に設置して気温と湿度の観測を行い、観測条件
の違いによって得られる値にどのような変化が生じるのかを確認しな
がら、より正確な観測値を得るための観測技法を実地に習得します。
なお、本ワークショップで製作した強制通風筒は持ち帰れますので、
現場ですぐに役立てていただく事ができます。
ま た、気温観測の理論、気象データのまとめ方、植物体温と気温
との違い、面的な気象分布を推定したメッシュ気象値の利用方法と
注意点、農耕地で観測される気温とAMeDASのそれとの違いなどを、
それぞれ講義や実習により解説します。
# 詳しくはホームページ
http://sto.affrc.go.jp/event/workshop/198ws
をご覧下さい。
************** ワークショップ申込み方法 ****************
下記により、4月20日(水)までにお申し込み下さい(必着) 。
◆農林水産省関係の国立研究開発法人等に所属の方
筑波産学連携支援センターのホームページから申込様式を
ダウンロードし、所属機関の窓口を通じてお申し込みください。
◆上記以外の方(大学、公立研究機関、民間企業等の方)
お申込フォーム
https://pursue.dc.affrc.go.jp/form/fm/tbh/198niaes
にてお申し込みください。
なお、申込書に記載の個人情報は本ワークショップに係る事
以外に使用することはありませんので申し添えます。
お問い合わせ先
農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センターコーディネーション推進課
松岡(まつおか)、貝塚(かいづか)
電話:029-838-7128 メール: