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生物科学ニュース

ホーム > 一般向け情報 > 生物科学ニュース > 2020年度 JAXA「きぼう」利用テーマ募集

2020年度 JAXA「きぼう」利用テーマ募集

2020年8月11日

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2020年度国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」利用テーマとして、下記の4つの募集を開始しました。詳細は各URLをご参照ください。

1.募集対象:

■「きぼう」利用にかかわるテーマ募集■

1)フィジビリティスタディ(FS)テーマ募集(募集案内はこちら

(1) 国の戦略的研究募集区分:

国の戦略的施策に沿った課題解決型のISS・「きぼう」船内利用研究として、「きぼう」を使ったヒトの

健康長寿に関連する研究を募集します。

  • 具体的には、健康な個体でも急速に骨量・筋量の減少等が現れる「きぼう」の環境(地上の

高齢者に類似した生物影響が急速に現れる環境)を利用して生命情報を取得し、地上の加齢に関する生命情報との相関関係を見出すことによって、ヒトの加齢に伴う疾患対策の

立案等のアウトカムが期待される研究。

(2) 一般募集(自由な発想に基づく船内利用研究)

ISS/「きぼう」船内の環境を利用する意義・必然性のある研究で、実験資源および技術的な観点からの実現性検討を行う以下の分野の研究を募集します。

  • 物質・物理科学分野
  • 生命医科学分野
  • 有人宇宙技術分野(超長期有人宇宙滞在・探査技術の獲得を目指した技術実証など)

2)マウス特定解析課題テーマ募集(募集案内はこちら

「きぼう」でのマウス飼育ミッションで取得された映像データと、帰還後に取得された精子サンプルを利用した、今後の有人宇宙探査等に向けた研究提案を募集します。

3)マウスサンプルシェアテーマ募集(募集案内はこちら

過去の「きぼう」でのマウス飼育ミッションで得られた未解析組織(精子サンプルを除く、36種類の臓器組織サンプル)を用いた、微小重力の影響評価等に関する研究提案を募集します。

4)静電浮遊炉(ELF)を用いた材料研究テーマ募集(募集案内はこちら

「きぼう」の静電浮遊炉(ELF)を利用して実施する、材料の熱物性値(粘性、密度、表面張力)の取得や新材料創成を目的とした実験提案を募集します。

微小重力等の「きぼう」の特徴を活かして国の戦略的研究や科学技術の発展等に貢献できる

研究アイデアをお持ちの方、本格的な宇宙実験提案の前に微小重力影響サンプルを用いて評価・解析を実施したい方、地上で困難な熱物性データ取得に関心のある方は、ぜひ応募をご検討ください。

2. 募集の締切:
2020年930()正午(日本時間)

3. 募集説明会(セミナーライブ配信):
9/4に開催(詳細はこちら

各募集に関する説明、個別の利用相談を、「きぼう」利用に関する取り組みやその成果の説明

を含め実施いたします。また、募集期間中はメールでの問い合わせにも随時対応しています。

4. 問い合わせ先:
一般財団法人 日本宇宙フォーラム(JSF)宇宙利用事業部
「きぼう」利用テーマ 募集係
E-mail: kiboexp@jsforum.or.jp




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